ヨロン島ビレッジ2日目の朝です。
梅雨入りしているので空はあいにく曇っていますが、朝ご飯をたくさん食べたので、散歩に出ることにしました。
まずは、ビレッジから一番近い【メーラビビーチ】を目指します。
映画「メガネ」の中で、たえこ(小林聡美さん)が赤いマフラーを編んでた場所です。
「メーラビ」とは「美しい人」という意味でまさに美しい海を望むことが出来ます。といっても行くまでが少々厄介で、ホテル・ヨロン島ビレッジの前からあぜ道をそのまま海側へ進んでいくとたどり着けます。ただ舗装されていませんし、雨上がりだとぬかるんでいるのでなかなか気軽に行ける感じではありません。あぜ道も2本あって茶花寄りの道はかなりぬかるみますので、もう1本のあぜ道を使うことをお勧めします。ビーチに入ると小さな砂浜が現れますが、岩場を超えて海に向かって左に行くとさらに綺麗なビーチが現れます。別荘らしき建物から直接来れるビーチのようです。とにかくここはビーチよりも海の透明度が見物で、抜群の透明度。ビーチからでも海の中が手に取るように分かりそうな感じです。わかりにくさもあって、素敵な名前の綺麗なビーチなのに超穴場。でも入口のヴィレッジに泊まっている人は多く来ますので、あとはタイミング次第かな?
メーラビビーチを目指す
前日に送迎してくださったドライバーさんが、
一番近いビーチはこの道から行くんだけど、ジャングルになってるから、ちょっと行きづらいと思うんだけどね~(笑)
と仰ってたので、道(田畑のあぜ道のような)を歩き始めたんですが、前日の大雨のせいで道はぬかるんでるし、草ボーボ―で足元はかなり濡れます。
でも途中で挫折しました・・・・。
これはグーグルマップからの航空写真なのですが、この赤い線までは歩きました。
なんとなく道ができているのですが、そばまで行くと、2m以上もある草?木々?がうっそうと生い茂ってて、まるでジャングルなんです。
密林すぎて奥がまったく見えないんです。
迷子になったらどうしよう・・
と不安になり、さすがにこれ以上密林に入る勇気がないので、ここはあとでケンとマゴと一緒に来ようと決めました(笑)
とりあえず来た道を引き返し、品覇海岸を目指すことにしました。
【追記】メーラビビーチまでの正しい道はこちらです。
ビレッジを出て道を渡ると、民家が見えますので、そこのワキを通って行きます。
そういえばここに道が見えたのですが、民家へ行く道(庭)だと思違いをしてしまったようです。
いずれにせよジャングル道ですので、明るい日中に行くことをおススメします。
品覇海岸へ
ビレッジから、だいたい徒歩10分くらいで行ける品覇海岸です。
夕陽がきれいなビーチだそうですが、私の歩いた赤い線の道は舗装されていない道なので、夜は真っ暗になりそうな道です。(日が沈んだあとは懐中電灯必須かも?)
満天の星や月の光で、海が照らされ、幻想的できれいなんだろうなあと想像できるビーチです。
途中で、さとうきび畑で働いていたおじさんが「こんにちは」と声をかけてくれました。
ほのぼのと、優しい気持ちになれますね。あたたかいですヨロンの人たち。
ビーチに向かう途中で出会った植物。
植えられた・・・というより自生しているような生え方でした。
品覇海岸の手前にあるビーチです。
晴れてたら、もっと青かったろうな・・・。
トイレ・シャワーなどの設備がない、自然あふるるビーチです。
木陰ができそうなところがないので、パラソルや日よけ帽子・サングラスなどを持参すると良いかもしれません。
品覇海岸です。このあたりで雨が強く降ってきたので道からながめました。
品覇海岸からプリシアリゾートが見えました。
品覇海岸も誰もいなかったですね。
下に水着を着ていたので、泳ごうか・・・と考えたんですが、誰もいないし曇ってるし、雨も降ってきたし、泳ぐにはさみしい・・・というか、いまいち気がのらず。
天気さえ良ければ、絶対海に入りたいんですけどね。
散歩中に見かけたヤギ。
庭でヤギを飼っていると雑草を食べてくれるので、いいですね。
民家にあったガジュマルの木?にハシゴがかかってました。
ハシゴの上にはツリーハウスが見えました。
子供のころ、こういう木の上に秘密基地をもつのを憧れていましたね~。
ビレッジにいったん戻り、水分補給して再び外に出ました。
ケンとマゴと散歩する
ケンとマゴはお散歩に連れていくと喜ぶと宿情報にあったので、女将さんに「ワンちゃんとお散歩に行ってもいいですか?」とたずねたら、
いいですよ。犬のフンは取らなくていいですよ。
だいたいフンをする場所は決まってるので、放置していいですよ~
フンをとらなくていいって、楽ですよね(笑)早速、ケンとマゴを連れ出しました。
犬の散歩なんて、小学生以来だわー
メーラビビーチに行こうとしたら、ケンとマゴがぜんぜん別方向に歩き始めました。
そっちじゃなくてこっち!と引っ張ってもまったく動いてくれません。
じーっとうらめしそうな顔でこっちを見るので、「ハイハイわかりました。おまかせします」と犬たちに散歩コースを任せることにしました。
ビレッジから「周辺散策マップ」をもらったので、どんなルートを歩くのかちょっと楽しみです♪
畑のあぜ道はときどき水たまりがあって足元が悪いのですが、とてものどかで、田舎のおばあちゃんちに遊びに来てるような、そんな感じがします。
私は海沿いを散歩したかったのですが、どちらかというと島の内部に向かって散歩が始まりました。
なにか小動物がいたのでしょうか、ずっと探し回ってて、こういった草むらに入るとなかなかでてきてくれません。
しばらく畑のあぜ道を歩いた後、やっと舗装された道路に出たので、これで帰るのかな?と思っていたら、今度は海の方に向かって歩き始めました。
道のあちこちに、大きな岩(サンゴの残骸?)があります。
大昔は、この辺も海だったのかな。
死んだネズミがいたのですが、マゴがうれしそうに体を擦りつけていました。
でもケンは知らん顔してるので、こら、やめなさい、ホラ、行くよと引っ張って、やっと諦めさせました。
散歩はまだまだ続き、やっと海辺につきました。
宇勝海岸に到着
正面に「島の味・八郎」があったので、宇勝海岸ですね。
ビーチ沿いに墓地があり、関東とはちがう墓石の形が南の島らしかったです。
こんな美しい海のそばで、ずっと眠れるのもいいなあと思ったり。
こじんまりとしていますが、白い砂浜がきれいでした。
しばらくここで一休みしました。けっこう歩いたと思います。
マゴが、今度は鳥の死骸を見つけてきて、いきなり食べ始めました。
ケンはあいかわらず知らん顔しているのですが、こんな鳥を食べて骨が刺さったらどうしようと心配になり、ビーチから離れようとしましたが、なかなか動こうとせず、あげくのはて、鳥をくわえたまま、歩き始めてしまいました。(結局ビレッジにお持ち帰りしたマゴでした・・・・ワイルドです)
また雨が降ってきてだんだん薄暗くなってきたので、ビレッジに帰ろうと、けっこう速足で歩き始めました。
メーラビビーチに行きたかったのですが、それはまた今度。
疲れてお腹ペコペコになりましたが、ケンとマゴのおかげでとても楽しい散歩ができました。
畑の中のルートはうろ覚えなのですが、だいたいこんなルートで歩きました。
私は犬の誘導ができないので、ケンとマゴの行きたい方向に合わせて散歩しましたが、3時間くらいかかったと思います。
1~2と書いてあるところが宇勝海岸で、ビーチの写真は2のビーチです。
この日は一段と生ビールが美味しくて、夕飯もまたお腹いっぱいいただきました。
よく歩き、よく食べ、よく眠る。
私の理想のバカンスの過ごし方です。
飛行機から見えたビレッジと宇勝海岸。
【追記】
2021年の冬、マゴが虹の橋を渡りました。
天国で待っていたケンと仲良く遊んでいるのかな。
一緒にお散歩できてうれしかったよ。
いい思い出がいっぱいできました。
ありがとう、ケンとマゴ。
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