旦那がエビフライを食べたいという。
フランスのパン粉は固いので、私は自分でパン粉をつくる。
面倒なときは食パンをフードプロセッサーにかけるけど、3日くらい放置して固くなったバゲットをおろし金でゴシゴシおろすと、やわらかくてフワフワの美味しいフライができるので、アメトークをネットで見ながら、ゴシゴシやった。
けっこう骨が折れる仕事だ。なんて良い妻なのであろう。素晴らしい妻だ。
衣をつける準備が整ったので、素晴らしい妻は、買ったばかりの小麦粉を開封し、皿にサラサラとあけた。
よく見ると、小麦粉の中にとても小さな黒い点々がある。
この点々はなんだろう、全粒粉と間違って買ったのかなと思って中をのぞいたら、紙の上部部分にビッシリと黒い小さな虫がモゾモゾとうごめいている。
おそらく8060匹くらいはいたであろう。
思わずオーマイがっ!の仏語版モンデュー。。。をつぶやきフランス人気分を味わってみることも忘れなかった。ぬかりはない。
ぬかりない素晴らしい妻であるが、汚部屋民のカテゴリーに属していることを思いだし、ここで写真を撮ろうか、一瞬頭によぎる。
名前はコムコでよいであろうか。
ガアコもコムコもしょせんボクサーさんのゴキコにはかなわないが、まあ勝ったところでどうになるものでもない。
それより写真をとってるあいだにブブブブ~と外へ飛び出されるのも困るので、そのまま口をギュッと閉め、ビニール袋にいれて捨てた。
それにしても開封していない買ったばかりの小麦粉に虫がわくなんて初めてのことである。
もしかしたらお店ですでにわいていたんだろうか。
だとしたらあのスーパーには小麦粉が100個くらい並んでいたので、8060匹×100で1億万匹くらいは虫がわいていると想像できる。
気持ち悪い。
結局、エビフライは小麦粉がないので、コーンスターチと片栗粉を半々にして代用した。
そして次の日、寝室に掃除機をかけていたら、天井になにやら虫がいる。
蜘蛛かなあと見ていても動かないので、今度こそ写真をとってみた。
手が長い蜘蛛のようだ。テエコと名付ける。体長2㎝くらい。
うちは蜘蛛がよく現れるが、小さなサソリもたまに見かける。
サソコはさすがにビビるけど、テエコの正体が蜘蛛なら、ガアコを食べてくれる。
食べてくれるが、やはりこの姿は不気味である。
なので掃除機で吸ってしまった。許せテエコ。
以前、我が家にはヤモリが住み着いていた。
アニエスbのロゴのトカゲよりうちのヤモコのほうが吸盤がぷくぷくしている分、愛らしい。
電気の明りに群がるガアコをよくパクッと食べていた。
でも昨年2階部分を増改築したときにヤモコは家をでてしまった。
今思えば、先日ガアコの幼虫が大発生してしまったのはヤモコが家を出ていってしまったからかもしれない。
ガアコをわかせないためにも、ヤモコにはもう一度帰ってきてもらいたい。
ちなみに増改築は現在資金難のため中断している。
外枠しかできてない。床も半分のまま。
工事再開はいつになるのやろ。。。
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