やっとクリスマスの飾りつけが終わった24日の朝。
ケチな性分が災いして、やたらに手作りするからである。
ツリーは生木。1.5mくらいだろうか。
昨年はじめてツリーを飾ったので、オーナメントがまだ少ない。
このオーナメント(飾り)は、「ああんかわいい!きゃいんきゃいん♪」とか言いながら買ってると、あっというまに1億万円くらい支払いせねばならぬので、なるべく安いものを買って手を加えている。(ここで手作りその1)
赤が入ると子供っぽくなるので、金・銀・茶・白系でまとめる。
続いてサントン。
サントンはプロヴァンスの風物詩で、キリスト生誕時をモチーフにした人形を飾る。
これは友人宅のサントン。
12月になると、マルセイユでサントン市がたつ。
値段は大きさにもよるけど、大体1体1000円前後する。
このサントンはまず基本の馬小屋グループを揃える。
(マリア・ヨセフ・赤ちゃん・天使・やぎ飼い・東方の三博士・馬・ヤギetc+馬小屋)
そしてプロヴァンスで働く人々を毎年少しずつ揃えて大所帯にしていく。
うちの旦那はプロヴァンス生まれなので、以前から「サントン飾りたい・・・」と言っていたが、私は毎年この時期はいつも日本にいるので無視していた。(人でなし)
フランスにきてから、ほとんど毎年クリスマスとお正月は日本で過ごしていた。
それは病気がちな父親のために、お正月くらいは一緒に!と思い(孝行娘)旦那を置いて帰国していたのであるが、(旦那もたまに日本に来てたけど)家族が集うこの大切なクリスマスの時期に、いつも一人ぼっちにさせてしまい、今思えば、ずいぶん冷たい仕打ちをしてしまったと思う。
でも何一つ文句を言わず「オトウサンに美味しいもの食べさせてあげて」といつも気持ち良く送り出してくれた。
その旦那のために「サントンは買うと高いから、私が自分で作る」と言い放ち、2011年からコツコツと作り始めた。
最初は馬小屋グループから始まり、今では30体以上ある。
細かいことはもう一つのブログにだんだんとUPしていくつもりなので、興味のある方は、のぞいてみてください。(まだ書いてないけど)
※クリックしてちゃんと大きい画像で見てね。(←うざ)
で、旦那はこの手作りサントンをことのほか喜んでくれるのだが、友人たちに見せびらかしたくて、友人たちを食事に招くことが多い。
私は製作中はたいそう忙しいのに、ディナーの用意をせねばならず、あわただしい毎日で、おかげでまだ大掃除もしてない。
とりあえず、今日はイブなのでこれからオードブルを作ってシャンパンを飲む。
明日はチキンの丸焼きかな。
入院中の父親に思いを馳せながら、旦那と二人で静かなクリスマスを過ごそう。
皆様も楽しい聖夜をお過ごしくださいませ。
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