1週間くらいまえ、テレビの後ろ側に掃除機をかけていたら、1㎝くらいの芋虫のようなウジ虫のような蚕のような白いものがモゾモゾうごめいていた。
私は毛虫とか芋虫系がかなり苦手だけど、ガーデニング(草むしりばかりですが)をしていると、ゲジゲジ・ムカデ・芋虫・ナメクジなどがオンパレードなので、いやんキモイみかちゃん虫嫌いなどと言っていたら庭もキレイならないので、まあ、それらの軟体動物系には、あるていど免疫はあります。
とりあえずその芋虫を掃除機で吸ったら、そのあたりにまた2匹発見した。
なぜテレビの後ろに3匹いるんだろう、ウジがわいたんだろうか・・・とあたりを探すも食べ物もないし、埃はあるけど、虫がわくようなものは置いてないし・・・。
もしかして、天井から落ちてきたのかなと上を見ても、とくに変わったところもないし。
旦那に話しても、
毛虫だって存在する意義がある。特に気にすることはない。
などと仏教徒みたいなことを言うだけなので、その日にディナーに呼ばれたおうちのマダムに相談してみた。
そしたら「それはたぶんミット(蛾)の幼虫だと思うわ。防虫剤をおかなきゃだめよ」と言う。
この仏語でMitesと呼ばれる蛾は、フランスではとてもメジャーな害虫で、衣類を食べたり、食品(小麦粉とか米)を食べるので、出現しそうな場所には防虫剤をおくようにしているのに。
蛾の姿が見えないからといって油断してはならない。
食品の保管してある場所に、こんな風に貼っておくと、蛾がよく張り付いているのだ。
これはまだ貼ったばかりなのでキレイだけど、1か月で10匹くらいはくっついている。
フランスの窓には日本のように網戸というものがないので、窓を開けていれば、いろんな虫が入り込んでくる。
で、一昨日の夜、旦那の友人が夕飯を食べに来るというので、再びテレビ周りを掃除していたら、また芋虫が3匹いた。
これはもう、絶対どこかで孵化してるのでちがいないと、探し始めたら・・・。
テレビの下は戸棚になっていて、普段は使わないものが入っている。
近いうちここも断捨離して片づけます。本当です!
んで、右の戸棚にお客様用のグラスが置いてあって、その上にキッチンクロスが5~6枚置いてあるんだけど、、それを取り出して開いてみてら凍りついた。
(;´༎ຶД༎ຶ`)
真ん中の折れてある部分にびっしりと芋虫が~~~~
10匹以上はぎっしりと~~~~~
卵らしいものも繭っぽいのもくっついていて、ボクサーさんのゴキコ(笑)のように、がアコと名前をつけてブログに画像を貼ろうかと一瞬、考えた。
がアコではインパクトがないので芋子とかウジコとか呼び名を考えたが、そんな気味の悪い画像は自分でも見たくないのに、おまえはブログに貼ろうというのか。
恐る恐る他のキッチンクロスも広げてみると、やはり折れ線のところにびっしりとくっついている芋虫・・・。
(;´༎ຶД༎ຶ`)
折れ線のところは輪になっているので、卵を産みやすいのだろうか。
クロスは全部捨てた。
それにしても、気味が悪い。
早速スーパーで防虫剤をいっぱい買ってきて、あちこちに置いたり貼ったり。
話は変わるけど、昔読んだ「芋虫」という小説を思いだした。
江戸川乱歩の小説で、戦争の悲惨さが描かれていて、人間の欲望やエゴ・醜さがあからさまで、読後感がとてもいや~な気分になる珍しい小説で。
でも昭和4年に発表された時代背景を考えると、日露戦争で勝ち、軍備を拡張して満州事変が起こるまでの間に、よくこういった小説が発表されたなあ・・・と、感動したのを覚えている。
何年か前に寺島しのぶ主演で映画化(キャタピラー)されて、映画もまあ悪くはなかったけど、原作の方が圧倒的な陰湿さがあり。
もう一度読もうと思って、本棚を探したけど見当たらず。
本は誰かに貸すと、なかなか戻ってこないね。
とにもかくにも、虫が発生するのだけは阻止しなくてはね。
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