スペースバトルシップ ヤマト（キムタク）の感想・ネタバレ レビュー

キムタク主演の「スペースバトルシップヤマト」を見た！←(￣□￣;)!!今頃？

じつは10年前に1度見たんですが、youtubeでUPされてたので、また見たのです。

どうしてもツッコミたいので、感想を書くことにします。

SPACE BATTLESHIP ヤマト　あらすじ

2199年、ガミラス帝国からの攻撃で人類は滅亡寸前だった。

生き残った人々は地下に住み地球防衛軍として戦っていたが、放射能汚染のため人類滅亡まであと1年という過酷な生活をおくっていた。

そんなときにステキなキムタク扮する古代進が謎のカプセルを拾う。

カプセルには、波動エンジンの設計図とイスカンダルへの座標が書かれていた。

「これは放射能除去装置をあげるから取りに来い！というメッセージだ！」と勝手に解釈した老害たち（地球防衛軍司令官長とヤマト艦長）が、地中深く眠る「戦艦大和」を目覚めさせ、宇宙戦艦ヤマトとして、地球を救うべく長い航海にでる壮大なストーリーである。

実写版ヤマトのここがスゴイ！

映画を見て感動したところを書きます。

CGがハリウッド映画のようにすごい

なにがすごいって、CG（特撮）がすごいんです。

ヤマトのアニメを見ていた世代ならわかると思うんですけど、「えええ～～あれ実写版不可能でしょ～～～」って思ってたはず。

でもヤマトが岩をぶっ壊して登場するシーンとか、戦闘シーンとか、とにかくリアル感半端なく、CGすげえ( ﾟДﾟ)ってかなり感動できます。

ヤマトの船内とか、波動砲とか、とにかくクオリティが高い。

日本映画界すげえ！ってマジ感動します。

登場人物の配役がぴったり

登場人物の配役が、アニメにけっこう忠実なんですよね。

熱血古代君はキムタクのはまり役だと思うし、山崎努の沖田館長、西田敏行の機関長、ギバちゃん（慣れ慣れしい）の真田志郎、よく似てます。

森雪役は当初は沢尻エリカだったそうですが、黒木メイサがやっています。

ビジュアル的にはエリカ様の方が森雪っぽい。

黒木メイサは、どうみてもメーテルにしか見えないけど、森雪。

で、この青い人は、顔を青く塗った役所広司あたりがでてくるのかなあと想像してたら、

青いクリスタルの破片のデスラーがユラユラ揺れながら勝手にヤマトに乗り込んだりしてるわけです。

こんなガラスの破片であちこち侵入できる最新型にかなうわけないじゃん

と思ったりして。

まあ、アニメを実写版にするわけなので、顔を青く塗った役所広司がでてきたらギャグになっちゃいますもんね。

急に恋愛体質になった森雪

数々の苦難を乗り越えてなんだかんだ無事イスカンダルに到達して、なぜか放射能除去装置が森雪に宿るというすごい展開になります。

放射能除去装置＝森雪なんですよ。

じつは世紀末救世主はケンシロウではなく森雪なんです。

森雪がいなければ地球は救われません。

で、ワープワープワープしながら地球に到着直前というところで、再びガミラス艇から攻撃を受けます。

すでにヤマトはもうボロボロ、残った乗組員もわずか、頼みの波動砲の砲口は先の攻撃でふさがれてしまい（エイリアンみたいなのが張り付いている）、波動砲を打つとヤマトが木っ端みじんになってしまうわけです。

なので残った乗組員を脱出させ、古代艦長が一人にヤマトに残り波動砲を打ち、ガミラス艇と共に自爆する覚悟をするわけです。

自分の死と引き換えに地球を救うという男の中の男、古代進。

でも、

森雪「私も残ります！古代さんのいない世界なんて生きてる意味がない！死なないで！」

と、恋愛脳になったユキがのたまうんです。

おいおいそれはちょっとちがうだろ・・・おまえが放射能除去装置もってるんだよ？

というツッコミはおいておきますが、この森雪ってキムタク（古代進）に(*’ε`*)ﾁｭｳされる前は、かなり攻撃的な戦闘モードの女だったんです。

いろいろ古代進のことを誤解していた点もあるんですが、孤高の女戦士そのもの。

いちいちキムタクに突っかかって、かわいくないったらありゃしない。

なのにキムタク（古代進だってば）に(*’ε`*)ﾁｭｳされちゃっただけで、ああたずいぶん恋愛脳になっちゃったじゃないのさ・・・

森雪、意外とチョロい。

で、「私も残る！」とギャーギャー騒ぐユキを抱きしめながら涙ながらに説得し、最後は古代君はガミラス艇とともに、ヤマトもろとも爆発しちゃうわけです。

で、無事地球は救われ、エンドロールに。

おまえたち・・・まさか・・・

美しく緑の覆われた大地を眺める森雪。

そして写真をそっとながめる。そこにはかつて愛した男、古代進が。

BGMにはアルマゲドンの主題歌も歌ったエアロスミスの曲が流れる。

なかなかいい終わり方じゃないの！と思った瞬間。

(☉∀☉)子が生れちょる・・・。

だ、誰の子？　一瞬、古代進の子供かっっ？？って思ったけど、

私は、この子は古代君の子供ではないと思うんです。

俺は地球を元の緑の大地に返したい。そこでオマエは幸せになるんだ

と思ったであろう古代君の意思を受け継ぎ、森雪は、元通りに美しくなった地球で、未来を歩むため、誰かと結婚して幸せになった（タイタニックの結末のように）と思うのです。

だって、古代君の子供だとしたら、あいつら鬼畜ですよサイテーです。

そう思いません？

ではさかのぼって説明いたしましょう。

鬼畜の理由

イスカンダルに向かっている最中、仲間6人がヤマトの底にくっついている第3艦艇に取り残されるという事件が起こります。

その6人を救出するべく森雪が戦闘機に乗って向かいます。

でもその第3艦艇には、じつは爆発寸前のエイリアンが張り付いているんです。

このエイリアンが爆発すれば、ヤマト母艦も巻き添えを食います。

古代君はヤマトを守るため、苦渋の決断でユキに「第3艦艇を打ち落とせ」って命令をします。

打ち落とせ＝仲間の死・・・。

まあ、艦長代理の古代君には他の選択肢はないわけです。

仲間を犠牲にしなければ、自分たちもヤマトも死んでしまうので。

さぞつらかったことでしょう。

私も辛いです（←ほんとかよ）

仲間が乗った艦を撃墜後、森雪が部屋で落ち込んで泣いています。

そこに古代君がやってきます。

「悪かった、あんなことをさせて・・・」

「命令だから仕方ない」と泣きじゃくる森雪。

その泣きじゃくる女にチューをして落ち着かせる・・・という恋愛の王道にうってでた古代進。

上司が部下にチューをする。

現代ならセクハラ&パワハラで古代進は懲戒解雇になります。

でもそこは素敵なキムタク扮する古代君です。

数々の月9で高視聴率をたたき出してきた男は、懲戒解雇も恐れず、本能のまま行っちゃえ！とフェードアウトする二人。

なんか倒れ掛かってフェードアウトしちゃったので、その後の展開がわからなかったんですが、もし、このときのデキゴトで森雪が古代君の子供を身ごもったとしたなら、

あんたたち、仲間を6人犠牲にしておきながら、よくソンナ気になれますね！

しかもですよ。しかも！

フェードアウトする前に「ワープします」って艦内放送が流れるんです。

ワープのときに艦長代理が配置につかなくていいのかよ(ꐦ°д°)

それともワープの前にちゃっちゃ♪と済ませちゃったのかよщ(ﾟДﾟщ)

そんなちゃっちゃ♪と済ますキムタク嫌じゃん！！・・・←キムタクではなく古代進

なんかね、そういう不思議なラストでした（笑）

ヤマト見た人はみんな古代君の子供だと思ったのかなあ？

あの状況でああいうコトができるなんてねえ(￣□￣;)

仲間6人死んでるんですよ？

なのにヤッタんかいおまえら！

そんなこんなツッコミどころが多い映画でしたが、泣けるシーンもあり、なんといっても製作スタッフの熱量が感じられて、あの宇宙アニメのヤマトをあそこまで実写化できるなんて、ほんとすごい・・・と感動しました。

現在、YoutubeでUPされた動画は削除されてしまいましたが、機会があったらぜひ見てください！