インテリア関連のブログを読むようになってびっくりしたことがある。
ライフクリエーター青柳啓子さんのキッチン。
※画像はコーエーホーム 青柳啓子プロデュース モデルハウスさんからお借りしました。
ヴォレがある!
しかも内側に開いている!
これは我が家のキッチンのヴォレ(普通は外側に向かって開きます)。
朝8時半くらい
※ヴォレは、南仏のどこの家にもある鎧戸・雨戸です。
南仏の夏の陽射しは強いため、夕方になるまでこうやって閉めています。
各家庭にクーラーの設置はありません。
気温が30度以上になっても湿度が低いため、家の中が日陰になっていれば暑さを感じません。
開けると陽射しが入ってきて室内の温度が一気にあがります。
10時くらいになると閉めててもかなり明るい。
夕方になってから開ける。
夕方といっても、夏は夜の9時になっても薄暗い程度。
なので早寝する子供などは、このヴォレを閉めないと明るくて眠れないのである。
ご近所さんのヴォレ。
壁の色は街の景観を統一するために決められた色に塗るけど、ヴォレは好きな色に塗っていい。
外側から見たうちのヴォレ。どんだけボロイんだろう。
青柳啓子さんが作ったヴォレはアンティーク加工がしてあるが、うちのはただのボロ。
そろそろ塗りかえねば・・。
ちなみにこのボレは防犯にもとても重要で、こんなふうにキッチリ閉めると外からは開けられないようになっている。
中からも鉄の棒をはめる。
フランスは空き巣の被害がかなりある国で、とくに6~8月はみながバカンスにでかけていなくなるので、空き巣狙いが一気に増える。
なのでこうした頑丈なヴォレを設置しておかないと、空き巣に入られたときに防犯が甘いということで保険が下りなかったりする。
このヴォレを壊して侵入するのは音がでて目立つから、空き巣も嫌がる。
ちなみにボレを設置していない窓には鉄格子をはめる。
この鉄格子の幅も重要で、「子供の頭が通らない」ことを前提にしている。
最近はどうなったのかわからないけど、以前は12歳以下の子供を罰せる法律がなかったので、親が子供を使って空き巣をさせることが多かった。
ちなみに下にある竹の棒は猫よけのため。
冬になると近所の猫がなぜかここの鉄格子とガラスの間に入り日向ぼっこをしている。
かわいいんだけど、窓をあけると風で猫の毛が室内に散らばるのが嫌。
昨日は久しぶりに大雨が降った。
雨が降る前、風がすごく強かったので、ここのガラス窓が風であおられてバタンバタンと何度も音がする。
固定できないので閉めたら「暑いから開けておいて」と旦那がうるさい。
割れたって知らねーからな!と開けたとたん、ホントに割れてしまった。ガーン。
とりあえずダイソーで買っておいた梱包用の透明テープを裏表貼っておいた。
ああ、腹が立つ!
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